文化住宅とシュロ
近くの洋館を観に行きました。(唐突にブログ始めます)
福寿会館という広島県福山市にある福山城の近くにある建物です。
昭和初期に建てられたもので洋館の前にはシュロが植えてあり、思わず写真!
福寿会館は和風会館(広い中庭付きのお屋敷!)と上の写真の洋館があり、国の登録有形文化財です。
しかしなぜシュロに反応しているかというと。。
私はバンドのたまが好きで、数年前に岡山で開催された元たまの滝本晃司さんのライブ&トークショーに行ったことがあります。
トークの内容は玄関を語るというちょっとシュールな内容でしたが、とても面白くて、その中で、昭和初期頃に玄関先にシュロを植えるのが流行ったという話がとても印象に残ってました。
どうやら戦前に作られたいわゆる文化住宅と呼ばれるお宅にはだいたいシュロが3本(または5本か7本)植えられていたそうで…。
実際に、数年前、モダンガール協会代表の浅井カヨさんのお家(小平新文化住宅)を見学した時にも玄関先にシュロがありました。
小平新文化住宅は、現代の技術で戦前当時の文化住宅を可能な限り再現したお家です(大変貴重で素晴らしい見学をさせて頂きました!)
そういった経緯もあり、身近なところに昭和初期の時代の洋館があってシュロが植えられてるのをみて、少し感動しました笑
昔の建物や昭和の名残はどんどん消えていっているし、好きな人たちを通して知識を得たことが、身近なところで発見できたのが嬉しかったです。
福寿会館の洋館は現在は喫茶室となっていて、今回は寄らなかったのですが、また行ってみたいです。中の内装も気になるので…。
しかしなぜ今回、福寿会館に寄ったかというと、和風会館のほうで雛人形を展示していたので観に行ってました。
昭和初期の雛人形や、江戸時代の雛人形もあり、興味深かったです。
写真のものは昭和39年に作られた雛人形だそうで、ほかの時代の雛人形とくらべ、丸々としていて可愛くて撮ってしまいました(写真許可頂きました)
もうすぐひな祭りですね〜。