島根旅行1日目①・松江
思えば、その当時は意識していなかったが、去年の2020年は地味に辛いことが多くて、よく泣いた一年だったと思う。
感情に触れるとブワッとくるというか…。
そんな弱々しい精神状態のなか、去年の後半から、ずっとどこか遠いところへ行きたいな、温泉に入りたいな、旅がしたい〜と思い続けて、屍のように「温泉…温泉…」と心の中で求める日々でした。
そこで、3月に入って、やっと暇を見つけたので、青春18きっぷを使って短い旅に出ることにしました。
自宅の最寄駅、早朝4:50くらいの始発電車に乗り、電車を乗り継いで、10時に松江に到着しました。
およそ5時間以上の電車旅で、すでにぐったり。ローカル線でいろんな景色を観れたのはよかったけど、その日は深夜の1時に起きていた為か、とにかく身体がつらかった。
帰りは特急に乗ろうと心に誓うが、松江に着いた途端、少し元気になりました。
今回の旅は、温泉と神社とレトロ巡りをテーマに、人の少ない平日を狙って島根を選びました。
行きたいところを吟味して、予算も考えて…の末、予定表を作りました。ネットにあったテンプレートを使用してエクセルで作成しました。(※個人的な情報もあるため、↑のは画像編集で少しぼかしています)
本当は旅のしおりを作りたかったけど、面倒で、予定表を1枚印刷しただけの粗雑なしおりです…。折りまげて、ポケットに突っ込みその都度確認しました。
実際、この予定表、使ってみて…予定通りにはいかなくとも、おおよその目星がついて、行動しやすかったです。
松江についてすぐ向かったのは八重垣神社です。
平日の午前中で、参拝客もあまりおらず、のんびり参拝できました!
八重垣神社は松江からバスで数分のところにあって、縁結びで有名なところです。
八重垣神社には、奥の院という森に、鏡の池という池があり、そこで池に紙をうかべて10円玉を乗せる。
その紙がいつ沈んだか、浮かべた紙が手元から離れたかを見ることで、恋を占うことができるそうです。(恋以外の願いも占えるそうです)
紙が沈むのが15分以内だと早く来るご縁、30分かかると遅いご縁らしいが…30分も紙が浮かんでるなんてことあるんだろうか⁉︎
紙が手元から離れると、遠方の方とご縁があるらしい。遠距離恋愛になってしまうとか…。
八重垣神社に来たのは今回で3回目です。2回までは人に誘われて行って、同じように鏡の池で紙を浮かべたけど、ちゃんと占えませんでした…(間違えて紙を2枚重ねていたり、ぼーっとしてて紙に映った言葉を見逃してたり…)
自分ひとりの足で行ったのは今回が初めて。3回目にしてやっとちゃんと鏡の池占いができた気がします。
己自身を大切にせよという言葉が紙に浮かんで、ドキッとしました。
鏡の池に行く前に、本宮を参拝したとき、そこでお願いした内容の答えが出てきたような感じで、なんだか心に響きました。自分を責めたり、思い悩む事が多いので、なんてことないかもしれないけど感動。こっそり泣きました。
私が浮かべた紙が沈むのには、7〜8分くらいかかって、手元から左の方にゆっくり離れていきました。遠方に縁があるかな。
15分以内でしたが、同じく池を見てた野次馬のおじさんに
「遅いな〜ダメだこりゃ!紙を重ねると早く沈むよ」みたいなことを言われ、思わず乾いた笑い。
私の紙は、ゆっくりゆっくり進んで、もったいつけるように沈んでいったので、なんだか自分を見ているようで納得しました。
奥の院は、聖域みたいに空気が澄み切った空間で、深呼吸をすると気持ちよかったです。
物静かで、参拝して心が温かくなりました。
Twitterには載せなかったけど木の幹のくぼみに陰茎を模した木彫り。さすが、子宝、縁結びに御利益のある神社ですね…‼︎
八重垣神社、本当に大好きな神社だなあとこの日思えたのは、人があまりおらずのびのびと参拝できたからだと思います。また行きたい。
名残惜しいけど、バスが来るので次の目的地へ…(つづく)