通りすがり備忘録

いろいろな備忘録

島根旅行3日目①・長命館跡地・温泉津とお別れ

3月6日土曜日

朝、5時にセットした目覚ましが鳴る前に起きるが、二度寝してしまい、結局起きたのは6時すぎ。飛び起きて急いで温泉に入る準備をする。

元湯温泉と旅館の風呂は朝6時から温泉に入れる。今日帰るのでその前にもう一度入っておきたかった。

6時半ごろ、まず1番初めに旅館の露天風呂に入りに行った。

朝の露天風呂は清々しかった…。

名残惜しむようにしっかり外の景色を目に刻み込みながら露天風呂を楽しみました。いい旅館だったなあ。輝雲荘という宿でした。

足早に次…、元湯温泉へ行った。

 

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旅館を出て、ちょっと外のベンチで休んで、7時すぎに入店。番台さんに「ここは初めて?入り方わかりますか?」と聞かれた。

番台の人は、昨日の人と交代で変わっていて、私は「昨日入ったので一応わかります」と答えると「そう?でも熱いからのぼせないようにちゃんと身体を冷ましながら入ってくださいね」とおっしゃっていたので、承諾していざ脱衣所へ。

お客さんは、私以外誰もいなかった。だからきっと、のぼせないようにって言ってくれたんだね。

浴室に入り、三つのお風呂を順番通りに入浴する。朝の元湯温泉は熱かった…。なんていうか、血管がびっくりするぐらいの、身体が目覚める熱さだった。

でもやっぱり身体の節々に効くあたたかさ…いいお湯だ〜。

このとき、身体をちゃんと慣らして、1番熱いお湯に挑戦してみたが、足を入れただけで熱い!となって入れなかったです…。

洗面所の冷たい水を桶にくんで、水をかけながら入ると入りやすいよと、昨夜常連さんに教えてもらったが、無理だった…。

諦めて、ぬるい湯でしっかり身体を温めて出ました。入浴後、番台の方に「いいお湯でした!気持ちよかったです〜」と言うと、「汗がどんどん出るからしっかり拭いてね。そしたら身体がすごく温まるのよ」と教えてくれた。

元湯温泉は、営業終了後毎日お湯を抜いて掃除をしてまた源泉を浴槽に引いているらしいのですが、朝が1番お湯の成分が濃いとおっしゃっていた。だから温度もあんなに熱いのかな。

自然のままのお湯だから色も時間帯によって変わると。たしかに、今朝入った時は乳白色だった気がします。(昨夜入った時は褐色ぽい色でした)

朝に入るの、すごくよかったです!朝おすすめです。

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元湯温泉の番台。すごくいい感じ。寒さ対策に布団をかけてるのも昭和感あっていいなあ…。

 

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湯冷しに、外で休みながら街を見る。

元湯温泉の向かいに、長命館という旅館の跡地があります。

正面玄関のある2階建ては明治2年から。後ろの木造3階建て建造物は大正13年からあるらしいです。

明治2年創業ってすごいなあ…泊まってみたかったなあ…。

長命館は2018年に閉業して、今は建物だけ残っています。

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元湯温泉直営の旅館だったみたいです。調べてみると旅館内の、木造の螺旋階段が有名だったとか。見てみたい…。

閉業はとても悲しいですが、建物を残していてくれるだけとてもありがたいことだと思った。貴重な文化財だと思う。長命館のほかにも、閉業して建物だけ残っている旅館、あるのだろうか…。

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元湯温泉の裏路地にお寺があります。ここ、お参りすればよかったと今になって思います。

元湯温泉の源泉は、1300年前にたぬきが温泉で傷を癒やしていたところを旅の僧が見つけたという伝説があるらしいです。なんだか可愛い伝説だ…。

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休憩した後、最後に薬師湯に行きました。結局朝も全部、温泉はしごしました。写真は開店前の薬師湯。土日は朝8時からやってます。

薬師湯は明治時代に地震が起きたのがきっかけで源泉が湧き出したらしく、(だから震湯って呼ばれているのか)比較的新しい温泉だということに驚きました。

昨夜、薬師湯はサッと入浴してすぐ出てしまったから、今朝は身体を冷ましながら、何度もお湯に浸かって温まりました。やっぱり薬師湯は濃い〜です…ずっと入っていたい気分になる。

朝の薬師湯には、ご年配の常連さんがいらっしゃって少し話しました。

いろんなお話をしていたが、「1週間に1回、この温泉に入ると、また次の1週間を頑張ろうと思える」とおっしゃっていたのがとても印象に残った。農作業をして、週に一回は通っているとのことで、なんだか羨ましい…。

温泉津の温泉の常連さんはどの方も気さくで、あちらから声をかけてきてくれた。昔ながらの温泉地に住む人は、自宅にお風呂がなくて公衆浴場へ行くのが日常と聞いたことがあるけど、本当なのかな。

だけど、お風呂に入りに行く=コミュニケーションなんだろうな、そういう文化が根付いているんだろうな…と常連さんと交流していてすごく感じた。

いろんな話を聞けてよかった。そして、どの常連さんとの会話からも、どこもいまはコロナで大変なんだなと身に沁みて知りました。

 

温泉はしごを終わったのは9時ごろ。薬師湯で常連さんとお話して、思いの外時間が経ってしまい、急いで部屋に戻り、朝食を作ることにする。

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昨日、朝ごはん用に買ったうどん。

昨夜食べ残した食材もうどんの中に入れる事にした。

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もはや天ぷらうどんじゃなくて、かまぼこうどんだ。うずらの卵もうどんの中に入れた。餃子は少し干からびてましたが…美味しかった!(映えない料理で 本当、すみません…)

朝は食欲がないことが多いけど温泉に入ったから、お腹が空いていた。温泉の効能で消化機能が促進されるのか、3日目は体調がよかった気がするし肌の調子も良かったです。

急いで身支度をして、10時にチェックアウトしました。

温泉津ともお別れか…帰る前に元湯温泉に行き、湯の花を買いに行った。

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元湯温泉の湯の花。(写真は帰宅後、撮ったもの)。5回分の湯の花が薬の包み紙みたいに包装してあってそこもレトロで良い…。1000円でした。

名残惜しかったので、帰りも送迎車は頼まず歩いて駅へ向かう。

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帰り道に見つけた、レトロな床屋…。奥のブロックみたいなガラスの装飾、あれも昭和あるあるだよなあ。

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そうだ!温泉津の街中の民家の磨りガラスの窓がとてもかわいくて、少しだけ撮りました。

いろんな模様があってすごくお洒落に感じる…。

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温泉津の海、綺麗です。

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海沿いを歩いてる途中、こんな生き物も発見しました。なんの鳥だろう?と不思議だったのですが、のちに鵜だとわかりました。(教えてくれた方ありがとうございました)

野生の鵜を見たのは初めて!(なんだかポケモンマスターの気持ちがわかった)興奮。。嬉しい。

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そうこうしているうちに、温泉津駅に着いた。これから帰路に就きます。

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10時32分の快速アクアライナーに乗って、米子まで向かいます。

本当にいい場所だった、温泉津。温泉津を知ったのは、「ひなびた温泉パラダイス」という本に温泉津が載っていたことがきっかけでした。島根旅行を計画していた際に思い切って温泉津を選んで大正解でした。

去年、温泉に入りたくて仕方がなかった自分に、最高の温泉へ連れて行くことができて(?)ちゃんと自分との約束を果たせて良かった。ありがとう…。

また疲れた時、辛い時に温泉津に行こうと思う。街並み、無くならないでほしいなあ。。

島根備忘録は次の記事で最後です。(つづく)

島根旅行2日目⑤・温泉津の夜

前回ふたつの外湯(薬師湯、元湯)に入り、最後に今日泊まる旅館の宿のお風呂も入っておこうと、浴衣に着替えて本館に向かった。

宿の本館に行くと、ちょうど夕食の時間帯だったので、慌ただしい食器の音や、ご飯の匂いがして、ああなんだか、懐かしい様な、寂しい様な……。

でもご飯の時間帯だったおかげで、お風呂は誰もおらず貸切状態でゆっくり入れた。

素泊まりならゲストハウスでもよかったのだが、どうしても露天風呂に入りたくて旅館を選んだ。

露天風呂はぼーっと長湯できるから好きだ。年末からずっと入りたかった。

温泉津の宿のお風呂は、元湯や薬師湯の源泉からお湯を引いているらしいから(加水している)、源泉よりも、透明であっさりしたお湯だった。でもよく暖まりました。

無事はしご湯できてすっかり満足して部屋に戻った。夜8時すぎだった。

部屋が離れで、どうしても外を歩くことになるおかげで丁度いい感じに湯冷しになるからのぼせなかった。(色々教えてくれた元湯の常連さんや番台さんのおかげなのもある。ありがとう…)

これからやっと夕食。

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その前にビールを買ったので開けてみる。かなり久々にお酒を飲む。

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飲みながら作る。

調味料がないので、もう味付けのしてある食材を選んだ。味の素の冷凍餃子、食べるのは初めてだ。

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申し訳程度の島根の特産を買った…。おつまみで食べよう。醤油があればなあ。

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これも、島根特産ぽいので買ってみた。持って帰れるのが嬉しい。

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簡単な料理なので写真にしてみると恥ずかしすぎる…。けど、料理すごく楽しかった。

味の素の餃子、タレなしで大丈夫かな?と心配だったけど、美味しかったです。辣油みたいなのが効いてて、しっかり味がついていた。

わかめスープもわかめがしっかりしていて美味しい。かまぼこも、かまぼこ板じゃないタイプのもので、醤油なしでも美味しかった。うずらの卵はふつうに美味しい。

だけど野菜がとれないのが唯一気になった…。いまのところわかめスープ、君だけが頼りだ。

部屋のテレビで、ミュージックステーションを観ながら食べていましたが、最近の音楽に疎すぎて、新鮮でした。いまはこんな感じの曲が流行ってるのか。

ミュージックステーションはずっと続いてほしいな。生放送だし…と思いながらビールを飲んでた気がする。

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ビールもう一本買ってました。

温泉津ビールは苦味を強く感じたけど、ゆのつエールは飲みやすかったかもしれない。お米を使っているからかな。女性向けのビールな感じがしました。

ビールでお腹がいっぱいになってしまい、料理を残してしまった。残ったものは明日の朝食べることにする。

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しかし不思議なことにアイスは食べられるのだ。金曜ドラマの「俺の家の話」をぼーっと観ながらピノを食べた。

長瀬くんってもう引退しちゃうの?

旅館の部屋食の贅沢さとは違うけど、アイス食べられるって贅沢だなーと思った…。それに、誰にも気兼ねなくのんびりできたことも贅沢だった思う。

この時間が1番楽しかったかもしれない。限られた条件で、簡単な料理だけど何かを作れたことが面白かった。

行ったり来たり、あちこち動いて大変だったけど、無事終えられた、行動できた時の自分だけは、自信が持てるような気がする。(自分を裏切らなかったからかな?)

SNSを見たりしながら歯磨きをして寝ました。

神経質なので、いくら綺麗な宿でも布団が変わると眠れないたちの私はこの日も眠れたかよくわからなかったです。

明日、家に帰るのか…(つづく)

島根旅行2日目④・温泉津温泉備忘録

準備もできて、やっと温泉。(17時ごろ)

その時の私の心配は、限られた時間ですべての温泉をはしごできるかどうかでした。

のぼせないように気をつけて、二つの外湯に入りに行きました。

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まず一つ目に薬師湯に行きました。

ステンドグラスがとても可愛い、真ん中の番台もレトロだ。料金は500円だった。

コロナなので、検温と名前と連絡先を聞かれ、答える。番台の人に「脱衣所にイオン水があるので入る前と出た後に飲んでください」と言われ、脱衣所へ。

イオン水の詳細は不明ですが、浄水されたお水で、のぼせないようにお水を一杯飲んでから入るみたいです。言われた通りに飲んで浴室に向かう。

温泉はひとつだけあって、床と浴槽のふちが湯の花で、層のように固まり、でこぼこしていた。シャワー付きの洗い場で身体を洗い、いざ温泉に。

お湯の色は褐色で、入ってるとジンジン温かいものが身体を覆う感じ?そして最初だけだったけど身体がビリビリ痺れる…なんだこのお湯は。身体に染み渡る感じがすごく気持ちがいい。

自然のミネラルを吸収してる‼︎っていう感じというか…。今まで入ってきた中で、一番濃厚と感じたお湯だった…。

お湯の温度も少し熱めだけどちょうどよかった。もっと入っていたかったが、次があるのですぐ出た。短い時間で身体がすごく温まりました。

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2階は休憩室になっていて、入浴後少し休憩しました。レトロでいいなあ。

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サイダーを飲みながら窓の下をのぞく。私は有料のジュース(120円)を買ったが、温泉利用者はコーヒーが無料で飲めるみたいです。

一階へ降りると、テレビの取材が撮影にくるみたいで、ちょうど入店したご年配の夫婦が「恥ずかしいから撮影終わるまで待ってようかな」と話しているのが聞こえた。確かに温泉の取材、お客さんからしたら恥ずかしいよね…。

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テレビの取材が入るからか薬師湯の旧館も戸が開いていた。お店の内装を少しだけ外から見れて嬉しかった。

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外に出たらいい湯冷しになって、意外と大丈夫だったので、次の元湯温泉に入る。料金は450円。

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脱衣所にある入浴の心得。脱衣所、改装してあって新しくて綺麗だった。浴室扉の横の棚には常連さんたちのお風呂セットが置いてある。

浴室は、ひなびた感じでした。シャワーも洗い場もなく洗面所のみ(冷たい水が出る)。お風呂は三つあり、それぞれ温度が違う。1番熱い湯は45度くらいかと思っていたのだが口コミを調べると48度とか書いてあってたまげた。自然のままの源泉掛け流しだから季節によって温度が変わるらしく大体45〜48度くらいみたいです。

浴室には常連さんが2人すでに入浴中。初めてなので迷っていたら、常連さんが「はじめて?」と聞いて来て、入り方を教えてくれた。

初めは初心者用のぬる湯から入って徐々に身体を慣らしながら入るらしい。

初心者用のお湯がちょうどいいくらいのお湯加減だった…(41度くらい)。大丈夫なのか?入れるのだろうかと思いながら、2番目のぬるい温泉に挑む。43〜44度くらいの温度なのに看板には「ぬるい湯」と書いてある…。

常連さんは「しっかり掛け湯をして、慣らしてね。入ったら肩まで浸かってジッとするのよ。湯を遊ばせたらそれだけ熱く感じるから動かないでね」

と丁寧に教えてくれた。その通りにする。うっ…熱い熱い…確かに動くとお湯の熱を直に感じる…ジッと動かずにお湯に浸かっていると、熱の膜みたいものが身体を覆うようで(なんだかサウナに入っている様だった)身体の悪いところに効きそうな感じがした。

薬師湯と同じく身体に沁みる!冷えた臓器に効く〜〜‼︎って感じでしたね。

「我慢したらだめよ!辛くなったらすぐに上がって身体を冷ますんよ」と教えてもらい、数分つかって上がり、椅子に座って身体を冷ました。

入って、冷まして、入ってと小まめに休むことで熱さに慣れて、身体もよく温まるんだとか。

確かに、身体を冷まして、もう一回浸かってみたらあんなに熱かったのに、少し平気になった。すごい!これをずっと繰り返して、何度も通うと1番熱いお湯にも浸かれる様になるのだろうか…。

ここ最近、低体温症になってしまったのだけどここに通ったら治りそうな気がした。それだけ湯治の湯って感じがした。

1番熱い湯は入らなかったが、常連さんは次々と入っていたので本当にすごい。

泉質は薬師湯も元湯も塩化物温泉という塩っぱいお湯でした。海に近い地域だからかな?それに加えてナトリウムやカルシウムも入っているお湯らしい。薬師湯も元湯も、鉄っぽい匂いがしました。だけど、湯上がりになるといい匂いに変化するのが不思議。とにかく濃い〜お湯でした。

常連さんが、「本当に本当に、いいお湯なんだけど、夜7時を過ぎると誰も来なくなる。勿体ないよね」とおっしゃっていた。本当に勿体ない…。

元湯は、薬師湯より熱いので、常連さん向けかなと最初は思ったのだが、常連さんも番台の方もとても親切で、心も身体も暖かくなりました。クセになるいい温泉だった。

入浴中、常連さん同士の会話が聞こえてきて「周りの友達が寿命でどんどん死んでいくのよ」という話を普通に世間話として雑談してて、(そんなヘビーな話題をライトな感じで話すのか…。)と世代ギャップ。しかし温泉に入りながらいろんな話をしてその日の疲れを癒しているのだろうな…とちょっと羨ましかった。

 

元湯温泉を出て、一旦部屋に戻った。

外湯の感想だけですごく長くなってしまった…。旅行2日目は明日の記事で最後になります。

次は旅行最後の夜を過ごします。(つづく)

島根旅行2日目③・温泉津の街

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16時に温泉津温泉に到着…。駅に降り立った瞬間から海の匂いがする。

無人駅で駅前も寂れているが、とても味がある。

本日泊まる宿へ電話をしたら送迎車を頼めるらしいのだが、電話をかけても、混雑してて繋がらなかった。

ちょうどいいや、街並みを見てみたかったので、歩いて宿に向かうことにした。

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温泉津温泉行きの看板に従い、黙々と歩いていくと10分ほどで海が見えてきた。

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これは次の日、同じ場所で撮ったもの。温泉津海岸っていうらしいです。

赤い瓦屋根のお家が遠くの方に見える。

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海岸沿いを抜けて、またしばらく歩いていくとこんな看板が見える。さらに歩くと旅館やお店などが見えてきて、温泉街らしくなってきた。

温泉街は閑散としていた。旅館も閉まっているところが多かったし静かだった。営業している旅館は数軒で、ほとんどはコロナで休業中なのだろうか。

駅から歩いて20分くらいで、宿が見えてきました。

予約した宿、いい感じのところだった。夕食付きプラン(部屋食)と悩み、結局素泊まりにしてしまいました。

これはかなり悩みました。旅館の部屋食に憧れてたので…。

でも、なんとなく、まだ部屋食は早い気がするなあ…贅沢すぎる気がするな〜と思った。あと、豪華な食事は誰かと一緒に食べたい(1人は寂しい)

本館じゃなくて離れの部屋を予約したので、本館からちょっと歩くけど、離れ(古民家)の一階を使わせてもらえた。

チェックイン後、鍵をもらって向かいます。

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台所、広かった。お部屋もすごく綺麗でした。今夜の食事は自炊です。

荷物を部屋に置き、温泉に入る前に食料を買いに行くことにした。この時点で時間は16時30分だった。

温泉津温泉街には、一つしか商店がなくて、ちょっと遠いので急いで向かう。

小川商店という、昔ながらの個人商店だった。色々悩みながらも今日のご飯を決め、温泉津ビールもここで買った。

買い物を終えて、宿に戻る途中、少し街の写真を撮りました。

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温泉津のスナック。温泉津温泉街には飲食店が1〜2店舗しかなく、スナックもこのお店しか見当たらなかった。(探せばあるかな?)

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昔ながらの床屋。

"チョンマゲからナウな髪型まで" …。

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路地ぽい道。写真には映ってないが、車椅子に乗った老人とお兄さんが一緒に歩いている後ろ姿が印象的だった。

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窓が珍しくて思わず撮りました。(窓の大きさが違う⁉︎)

温泉津、コンビニもビルも全然ないのがすごく良い。

後で知りましたが、温泉津の街は保存地区になっているんだね。江戸時代からほぼ変わらない街並みらしいです。

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飼い猫ちゃん。誰?って顔でこちらを見ていた。温泉津に住んでる人たちは、すれ違うとき挨拶をしてくれる。

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温泉津の街はメイン通りしか歩かなかったけど、こんな路地も探索してみたら楽しかっただろうな。

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ここは、震湯カフェ内蔵丞というカフェ。薬師湯の旧館で、温泉津で現存する温泉施設の中で一番古い木造洋館らしい。現在の薬師湯は旧館のすぐ隣にあります。

営業が17時までなので、今回はここ寄れなかった、行ってみたかった。

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たぬきやというお土産屋。

窓が可愛くて、撮ってしまった。こういう昔の民家は地元にも残っているが、旅先で出会うとつい撮ってしまう。

 

そうしているうちに、部屋にもどってきた。買ってきた食料を冷蔵庫に突っ込む。

さあ、温泉!(つづく)

進みが遅くて、申し訳ないです🙇‍♀️

島根旅行2日目②・浜田市の喫茶店

次の目的地に行くべく、出雲市駅のみどりの券売機で、特急スーパーおきの切符を買いました。

行き先は浜田市です。

今日は、特急に乗って出雲からもっと西の浜田市に向かい、最終的には少し東に戻って温泉津に泊まる予定です。

じつは当初は二日目に浜田市に行く予定はなかったです。最初は、三日目の早朝に温泉津の宿をチェックアウトしたあとJRで浜田に行けるかなと思ってたんです。

でも旅行1日目の移動中に「さすがにそれは無理なんじゃあ?」と気づき、急遽調べて、二日目に特急列車で浜田へ行くことにしました。

基本JRかバスでの移動にしか頭になくて、でもJRだと浜田まで行くのに時間がかかりすぎる!どうしよう〜と迷ってたときに特急を使いました。

基本的に特急は奥の手です。

特急スーパーおきは、確か米子〜山口まで繋がってる列車で、出雲から浜田だと特急で1時間くらいで行けます。結果、二日目に行って正解だった!

特急料金も出雲から浜田だと自由席で3000円以内で済みました。

11時24分特急スーパーおきに乗りました。自由席でしたが、座れました。

特急列車の中は暖かくて、眠くてだるくて仕方なかったな。わたし、船を漕ぐように寝てました。こっくりこっくり…。

出雲大社から戻ってきてからめちゃ疲労を感じてしんどかった…1時間が長く感じた。

うだうだ寝惚けているうちに浜田市に着きました。12時30分ごろ。

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浜田駅を抜ける前に乗車券を記念にパチリ。

駅に降り立つと、すっかり空は晴れてました。ちょうど日差しが出ていて、嬉しすぎる。暖かい…。

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写真では曇ってますが…。この時ほど、晴れたのが嬉しかったことはなかった。出雲市駅で特急に乗る時はまだ降ってたのに…。浜田市は気候が暖かいのも嬉しい。

あと、浜田駅はまだ自動改札じゃなくて、駅員さんがもぎりをしてました。久しぶり自動改札じゃない駅を通った気がする。駅舎は現代的なのになあ〜。

浜田駅を出て、すぐのところに目的地があります。

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日東紅茶ティーパーラーに着いた。

今回、浜田まできたのはこのお店に行くためでした。店構えからして激シブです。

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お店が開いてて本当によかった。勇気を出して、店に入ります。

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店内も激シブでした。店主さんが出迎えてくれて席につきます。

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私が座った席の隣には卓上ゲーム機がありました。はあ〜しかし床の模様も、内装も可愛らしいなあ…。照明も丸くてかわいい。

写真を撮る前に、店内撮っていいですか?と聞くと、店主さんは撮るほど立派なものなんてないけど…。と照れ笑いしながら仰ってました。

メニューをみて、おにぎり定食を頼みました。

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懐かしい感じ…島根米を使っているらしい。米の味の違いはわからないが、甘くて美味しいお米だった。

冷たい物は寒いので頼まなかったが、パフェとか、クリームソーダなども食べてみたかった。

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「美(アート)は心のサプリメント」って書いてある貼り紙いいな…。

三江線の看板みたいなものが、壁に貼ってあるのも気になった。ほんの数年前まで浜田と広島の三次まで電車が通ってたんですね。

店主のおかみさんと少しお話した。

創業53年で、先代が日東紅茶に勤めてたから、日東紅茶の名前をもらって日東紅茶ティーパーラーっていうらしい。

天然コケッコーという漫画に、このお店が作中に載ってて、原作の漫画がお店に揃ってました。作者のお母さんが浜田の出身なのだとか…。

コロナの影響で、ティーパーラーの向かいにあった高級ふとん屋は、今はもう無いらしい。日東紅茶ティーパーラーよりも長い、72年の老舗だったんだけど、お客さんが来なくなって、ついに閉めてしまったと……。

あらゆるところでコロナの影響を感じる…。ティーパーラーも、その日は私しかいなかった。

島根は東の出雲と西側の浜田とでは雰囲気が違うらしく、浜田などの西寄りはどちらかというと広島弁に近い訛りらしい。出雲地方は、一部のお年寄りはずーずー弁を喋る人が多いって話も面白かった。

おかみさんは、どこから来たの?と色々聞いたり、話してくれた。

ティーパーラーは朝7時から17時までやっていて、基本休みなしなのがすごいです。おかみさんが用事がある時以外は基本開けているらしい。

来れて本当によかった。

日東紅茶ティーパーラーは、味わいがすごいだけに、綺麗好きな人は苦手かもしれません。そういうのが大丈夫でこの雰囲気が好きな人は楽しめるかもです。綺麗だと味わいは出ないから…。

おかみさんとお別れして、電車の時間までまだかなりあったので、もう一軒喫茶店に行ってみた。

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コーヒープラザ雅夢

このお店も、かなり駅から近いお店でした。日東紅茶ティーパーラーをGoogleマップで調べてる時、ほかの店の候補でこの店が出ていて気になったので行ってみた。

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ココアを頼んだ。このお店は、食べ物に力が入っていて美味しそうでした。

ココアも、生クリームが添えてあって美味しかった。昔ながらの喫茶店って感じでした。ここも、女性が切り盛りしていた。

ココアを飲んでしばらく休憩した。

改めて、日東紅茶ティーパーラーまで来れてよかった。もしはるばる浜田まできて、閉まってたら本当にショックだったと思う…。

コーヒープラザ雅夢も、また行く機会があったらご飯を食べてみたい。

 

14時45分、温泉津に行くためにJR山陰本線の電車へ再び乗りました。

あとは温泉津に行くだけか…。

これまでの道中、閉まってて行けない店もあったけど、絶対行きたいと思っていたところは無事に行くことができました。着々と予定を達成できると、なんだか気持ちいいし、寂しいような気もする。

ふと、こういう電車時間にぼーっとしていると、遠いところに来て旅をしてる自分にハッ!とする時があります。ちょっと前の、旅に出る前の心境とまったく違うからかな。無意識に

「あれ、なんでこんなことしてるんだっけ?これ誰だっけ?ハッ…そうだ、これも、ひとつの私だった」

みたいなことを感じます。自分のしたいことをしてると、新しい自分が発見できるんですね。

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16時、浜田から温泉津に着きました。

これから温泉津の街を歩きます。(つづく)

島根旅行2日目①・雨の出雲市

3月5日金曜日

5時すぎに起床、外は雨の音がした。

夜、眠れたか眠れないかわからない感じで、身支度をして外に出る。

雨、結構降っている。すごく寒かった。

今更ですが…、旅の服装失敗した。コートは着てたけど、完全に春の服装で来てしまった。まだまだ冬の季節でしたね。

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松江は今日でお別れです。もっとお土産とか見ればよかったかな…とその時になって後悔する。

松江駅のなかに地酒を飲めるコーナーがあったりしじみラーメンの店があったり色々気になるお店が多かったけど、通り過ぎてしまった。

松江始発(6時41分)の電車で、出雲市に向かいました。

出雲に着いたら出雲大社に行くのですが、雨の参拝がすごく憂鬱でした。

天気予報だと午前中はずっと雨で午後から回復するらしい…。いやだなあ。

神社パワーで偶然雨止まないかな〜とのんきなことを考えながら出雲の到着を待つ…。

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1時間後、7時20分に出雲市に到着。写真がわかりづらくて申し訳ないですが、出雲市駅です。

寒い寒すぎる…。

出雲は松江よりもっと寒かった…。あとから聞いた話ですが、出雲は寒いところなんですね。雨と風のダブルパンチ!

出雲駅のバス停で、出雲大社行きのバスを待ちます。

バスは並んでる人はいましたが、まばらでした。もし、これが繁忙期なら出雲大社行きのバス、長蛇の列なのかな?なんて思いながら、7時30分にバスに乗り…。

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朝の8時10分頃、出雲大社に到着。

雨と風はやまず、神社パワーは効かなかった…。

こんな朝早くに、雨の出雲大社に行ったのは初めてでした。人もあんまりいなくて、静かでした。いつも出雲大社は人でいっぱいのイメージでした。

折り畳み傘を持って、広い参道を進みますが、あっという間に靴(スニーカー)はびしょ濡れです。もうここまで来ちゃうとどうにでもなれと思っていたので、あまり嫌ではなかったです。

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雨の出雲大社は美しかったです。人気が無くて、しーんとしてて、清々しかったな。

わたしが居る時は、ずっと雨が降っていたから、行くタイミング間違えたかなあと思ったけど

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早朝だからか、お社で宮司さんたちがみんな揃って、神様に祈祷?かな、お祈りしているところを見れました。太鼓の音がして。

あれはなんだったんだろう…。神様に朝のご挨拶をしていたのだろうか。

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おみくじも引きました。

出雲大社のおみくじは、大吉とか吉とか無いです。そのかわり、訓というメッセージ的なことが書かれています。

「神は、何事も照覧したもうなれば、善を守り、悪を避けよ。」

善悪の基準は?とか深く考えてしまったけど、結構いいことが書かれてました。

おみくじは結ばずに、持って帰ることにしました。

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ゆっくり出雲大社を見て歩いて、参拝しました。歴史をヒシヒシと感じました…。参拝客があまりいないからか、装束に身を包んだ神職の方や巫女さんをみると、タイムスリップした気分になった。

この日の出雲大社は、近寄り難いようなひれ伏す雰囲気だった。自然に対する畏れのようなものと似てる感じ。

オオクニヌシノミコトって何故か私の中で巨人のイメージがある。大勢の人を受け入れることのできる神様というか(とても広いお社だから)度量が深そうだなあ〜と想像しながら歩いた。

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出雲大社に寄った理由は、島根に来たから、というのもあるし、恋愛の縁結びじゃなくて、どちらかというと仕事の縁結びのお願いに行きたかった。

義理の姉が島根の人なのですが、地元の人は島根にある縁切り神社で縁を切ってもらってから出雲大社で縁を結んでもらうらしい。一昨年、連れて行ってもらったことがある。さすがに今回は行けなかったけれど…。

もっといろんな神社に行きたかったけど(美保神社や、日御碕神社など…)時間に限りがあるので、最低限に絞りしました。旅は予定を詰め込みすぎると苦行になります。

今回は、予定を決めてあるだけに、観光を楽しむというよりも、予定通りに動かないといけないので緊張感がありました。車で来たらもっと違う旅になったことでしょう。

 

9時23分のバスに乗り、10時すぎに出雲市駅に戻りました。

参拝を終えて、雨だけど、とにかく、無事行けてよかった〜〜。と心底ホッとしました。

次の目的地まで、時間があるので、どこかで休憩することにしました。

出雲市駅周辺をウロウロしましたが、目当てのお店が閉まっていたので、結局、駅の構内にあるラーメン屋さんで出雲ぜんざいを食べました。

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ラーメン屋にぜんざいがあるのすごいな。ぜんざい、出雲名物だからですかね。

甘い、しょっぱい、甘い、しょっぱい…の繰り返し。漬物があるのがありがたい。ここで初めて温かいものに出会えました。美味しかった、ありがたや…。

今日の朝ごはんは一応、前日に買っておいた1日分のビタミンを朝ホテルで飲んできたけど、実質このぜんざいが朝ごはんだった。

さて、次の目的地に行くために、切符を買いに行きます。

浜田市に向かいます。(つづく)

島根旅行1日目③・玉造温泉〜松江

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14時ごろ、玉造温泉ゆ〜ゆに着きました。

玉造温泉は高級温泉街だけど、ゆ〜ゆは気軽に入れる温泉施設でした。

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船のような変わった建物です。

料金は500円でバスタオルレンタルは100円でした(安い!)スーパー銭湯みたいな感じで、UFOキャッチャーができたり休憩所もあったりしました。(でも現在はコロナで休憩所は使えないみたいです)

一階の売店が品揃え豊かで、普通のスーパーみたいに野菜とかも売ってました。地元の人もよく通っているんだろうな。

エレベーターに乗って2階にあがり、温泉入ってきました。

久しぶりの温泉、染み渡りました……( ;∀;)気持ち良かったです。

玉造というだけあって街にはいろんなところに勾玉モチーフがあったりするんですけど、ゆ〜ゆは浴槽が勾玉の形をしてました。

泉質は塩化物泉というらしい。たしかにお湯、しょっぱかったな。でもお湯の色は透明でした。源泉はどんな感じなんでしょうね??

露天風呂があって、そこに打たせ湯があったので修行僧みたいに身体に当てたり、露天風呂でのびのび入りました。疲れが少し取れたし、身体が温まりました。お客さんは常連さんがほとんどで、あまり人はいなかったです。

湯上がりにコーヒー牛乳を飲んで、14時30分くらいにゆ〜ゆを出ました。

外に出て、さあ松江にまた戻ろうか…とバス停に向かうが、どこにあるか分からずちょっと迷う。

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行きの道路はあるのに(写真左側、一本道になっていて行きのバスはこの道路を走ってました)、反対車線はない。写真右側は歩道になっている。

「あれ?」と思っていると、近くを通りかかったロマンスグレーのマダムに「どうしたの?」と声をかけられた。

バス停の場所を聞くと、松江行きのバスは行きのルートとは違う道を通るらしく、行きの終点で降りたバスの停留所が松江行きの始発になると教えてもらいました。

バス停に戻ることにする。道を教えてくれたマダムは、東京から玉造温泉へ旅行にきたらしい。

マダムは上品そうな人だった。どうもありがとうございました…。

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来た道を引き返す。

写真をみてもあまり人がいませんね。夫婦やカップルで来てる人はいたけど、本当にそれも数名で、お店も閉まっているところが多かった。

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なんとなく撮った路地…。余談ですが、玉造温泉は、勾玉を作れる体験工房とかもあるらしいです。

けど、特に観光もせず温泉に入っただけでした。どこにも寄らなかったの、ちょっともったいなかったです。

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しかしほんとうにろくな写真を撮ってません。すみません…。

バス停に向かって歩いていると、小学生の男の子が下校中でした。

玉造温泉が通学路なんだな…男の子たちにとってはこの温泉街が日常の風景なんだね。どんな感じだろう。

バス停に着いて、ちょっと待ちました。バス停の近くに、地酒専門店があったんですけど、時間に支配されているのでどうにも入る勇気がありませんでした。(バスが来るまで数十分という微妙な時間帯でした)

この小心なところが、自分でも損してるな!って思います。

15時半くらいのバスに乗り、16時40分くらいに松江に戻りました。

松江駅に着き、荷物をコインロッカーから取って、ホテルの場所を確認した後、早めの夕食に行きました。

温泉に入った後だからか眠くて、その日は早く休みたかった。それに、夕食を食べる以外はもう予定はなかったので、いろいろ無事に終わって気持ちがホッとしてました。

17時ごろ、目当ての居酒屋に一番乗りで行きました。だけど17時開店なのに17時過ぎても、店はしまったまま。

恐る恐る戸を開けて「すみません」と声をかけても反応がない。すると、私の後ろにスーツを着たおじさんが立っていて「まだやってないですか?」と聞かれた。

「反応がなくて」というと、おじさんが代わりに、大きな声で呼んでくれた。

すると、「はいは〜い」と店主のおじさんが出てきた。私の声が小さかったのね…スーツのおじさんは店主と知り合いらしい。

私が食事できますか?と聞くと、店主が大丈夫ですよとおっしゃって、ホッとしてカウンター席に荷物を置く。席はカウンター席しかなかった。2階は座敷席らしいです。

スーツのおじさんはお客さんではなく、なんか取引先の人っぽかった。おじさんありがとでした…。

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私ひとりしかいないカウンターで熱燗とおでんを頼んだ。

熱燗のお酒はなんだったかな。島根の純米酒だったと思うけど…。他にも、メニューに大吟醸の飲み比べとかもあって、あとでそっちにすれば良かったと後悔した。

おでんはしじみで出汁をとったおでんらしい。すごく優しい出汁だった!染み込んでいて、美味しかったです。

島根は酒どころで、松江に地ビール館があるし、日本酒も色々ありますね。だけど明日の為にあまり飲みませんでした。

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お刺身の盛り合わせを頼んだ。

海産物が美味しい地域なので、どうしてもお刺身が食べたかった。お刺身のメモは、店主が書いてくれました。

普通に美味しかった。そういえば、お昼に蕎麦屋で食べた天丼の海老も新鮮な感じがして、美味しかったな。

だけど、しらうおは、初めて食べたけどちょっと苦手な味でした…。食べ慣れてないからかな。

店主のおじさんは忙しそうに「予約のお客さんが入っていて、その準備で…バタバタですみませんね〜」と言っていた。忙しいときに来ちゃったんだね。こちらこそ…。

しばらくして、予約のお客さんがきたけど店主さんが2階の座敷席にいて対応できなかったので、「いまちょっと準備中みたいですよ」と代わりに取りついだりした。

そんなやりとりが変だけど面白かった。

最後にしじみ汁を頼んで(写真撮らず…)お会計をした。

店主のおじさんが、「バタバタしてすみませんでした。取り次まで…。いつもはお母ちゃんがおるんやけど、保育園の迎えに行ってて今日は1人だったんです」

と言っていた。女将さんがいらっしゃるんだな。いえこちらこそ…ありがとうございましたと私も挨拶をして、店を出た。なんだか、親しみやすいお店だった。かねやす食堂という店だった。

予約のお客さん以外、最後までお客さんは私1人だった。平日とはいえ、こんなに人が来ないとは…。コロナの影響がいろんなところにありました。

駅前のビジネスホテルにチェックインして、やっと1日が終わった。

この日泊まったホテル、最新のテレビでYouTubeが見れるんですけど、YouTubeがめっちゃカオスでした。

検索履歴はいかがわしいワードばかりだし、いろんな動画があった…。

うんざりしたので、テレビを消して、ホテルのベッドに着いてる目覚まし機能とか、ラジオが聴けるボタンをはじめて押してみた。

もう何回もビジネスホテルに行ってるけど、ベッドサイドの機能、使ったことなかった。bgmとかも聞けるんですね。

ラジオを流しながら、眠いのに眠れない夜を過ごして1日目が終わりました。

すごく長くなってしまいました。

明日は出雲方面へ向かいます(つづく)